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OLYMPUS OM-D E-M1のレビューにならないファーストインプレッション

Sunset
OLYMPUS OM-D E-M1 / Voigtlander NOKTON 42.5mm F0.95

まだまだ導入まもない状態ですので当たり前のことしか見いだせていませんが、OLYMPUS OM-D E-M1のファーストインプレッションとして記事にしていきましょう。

なんといってもボディー内5軸手ぶれ補正

オリンパスの5軸手ぶれ補正を体験したのは初めてでしたが、ここまでのものとは思っていませんでした。
他社のボディ内、レンズ内補正と比較しても明らかに優れている補正効果だと思います。
更に、ボディ内手ぶれ補正のデメリットであったファインダー内でのブレ補正が確認できないという点も、最近の機種では克服されていますので、もはやレンズ側で補正する意味がわからなくなってしまいました。
画面が吸い付くように止まる様は、是非とも体験していただきたいものです。

小型軽量で塊感抜群のボディー

ボディ形状はマイクロフォーサーズらしく小型軽量に作られています。
しかし、オリンパスのフラッグシップにふさわしく、とても塊感のある重厚なボディーとなっています。
どこにも妥協のない精巧な作りはニコンキヤノンの中級機と比べても全く引けをとっていません。それどころか優っているくらいです。
唯一、電源スイッチの位置だけは、そろそろニコン機の位置を真似てもいいのではないかと思いますが。
いずれにせよ、高い防塵・防滴・耐低温を象徴するような「詰まった」感じは見事という他ありません。

電子ビューファインダー(EVF)について

OVF対EVF論争には思うところがありますが、OVF比で見るかEVF比で見るかによって意見が変わってしまうので、この場で述べることはしません。
単にEVFとして見た場合はとても素晴らしい性能であるといえますし、現行EVFで最高の出来ではないでしょうか。ファームウェアver.2.0により表示タイムラグが0.016秒になったことも、素晴らしい改善点です。
もちろん、ファインダー倍率や表示タイムラグを見た場合富士フイルムのX-T1に分がありますが、現行富士フイルムEVFの致命的な点は「晴天屋外で使いものにならない」ことがあります。環境光に対してEVFの明るさを変化させる対応力が乏しすぎます。この点が改善されればX-T1のEVFは欠点がなくなりますので、是非ともFWでの対応を期待したいところです。
その点、OLYMPUS OM-D E-M1のEVFは「キャッツアイコントロール」が搭載され、晴天屋外でも違和感なくEVFを使用することができます。
また、アイセンサーによるEVFLCDの切り替えがとても自然で、EVFを覗きこんだ場合に待たされる感じがしません。
EVFに関しての唯一の不満点は「フォーカスピーキング」の性能です。同様の機能は各社導入しているところですが、オリンパスのそれは圧倒的に見づらいです。
富士フイルムのフォーカスピーキングはとても素晴らしいものですので、フォーカスピーキングを重視したい場合は富士機の方がいいかと思います。

AF性能はこれから体感

ファームウェアver.3.0となり、C-AF撮影時のAF追従連写性能が最大約9コマ/秒に向上したことに加え、C-AFの性能自体が向上しているという情報もありますので、これからそのような被写体に出会った時には是非とも体験してみたいものです。
が、現状はVoigtlander NOKTON 42.5mm F0.95一本勝負ですので、これはまた別の記事で。

OLYMPUS OM-D E-M1の第一印象は概ね好印象

ということで、まだまだ使用期間が短く、良い点しか見えていないのが現実です。これから使い込んでいく内に悪い点が見えてくると思いますので、その時には再度レビューと言う形で記事にしていきたいと思います。


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