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FUJIFILM X100Sについて 2週間経過時のレビュー

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X100Sを導入してから2週間程度経過しましたので、レビュー記事をひとつ書いて見たいと思います。
なお、掲載写真はNIKON D800E と TAMRON SP AF 90mm F/2.5 (52E)の組み合わせで撮影しました。


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私にとってのX100Sとは

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一言でいうと「外出時の携行品」です。
財布・携帯・X100Sという感じです。

もともと、一眼レフをどこに行くにも携行する生活をしていましたが、携行しているだけという状態になってしまっていました。
ところが、X100Sを導入し携行するようになってからは、日常生活でデジタルカメラを使うことができるようになりました。
どんなものでも撮影するという行為にためらいや迷いがなくなったように感じます。
一眼レフを取り出すには大げさな被写体にも、遠慮なく使うことができるのがX100Sのサイズ感です。

X100Sの特権「ハイブリッドビューファインダー」を使っていない

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これもユーザーの間でよく言われることですが、実際の所「ハイブリッドビューファインダー」を使う機会はあまりありません。ほとんどの撮影が背面液晶で事足りてしまうのです。
先程も述べたように、私にとってのX100Sは外出時の携行品ですので、撮影スタイルも気軽にスナップが基本になっています。
ですので、ファインダーを覗く必要性があまりなく、背面液晶で気軽にパシャパシャ撮っています。

ファインダーを覗いて撮影することは、集中や没頭を与えてはくれるのですが、同時に威圧感も持たれてしまうので、スナップ撮影にとって決して必須事項ではないと考えています。
もちろん、ファインダー覗いての撮影は単純に気持ちいいので、無くてはならないものです。今後もファインダーなしの機種を持つことはないと思いますが、スナップ撮影にとってはどうでもいいことです。

X100Sのオートフォーカスはやっぱり弱い!マニュアルフォーカスとフォーカスピーキングがオススメ!

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X100Sにかぎらず、15年3月現在、Xシリーズのオートフォーカスは他社に比べ1世代も2世代も前の性能と言わざるを得ません。
絶対的なフォーカス速度も動体性能も暗所性能も、全てにおいて劣っています。
正確性だけはコントラストAFも併用していますので信用できますが、遅いフォーカスのため、その正確性も生かし切ることが出来ません。
そこで私は、フォーカス全般をマニュアルフォーカスで行うことにしました。加えてフォーカスピーキングの機能を使用することで、一眼レフ上級機以上のマニュアルフォーカス性能を実現しています。
X100Sのフォーカスピーキング機能はとても優秀で、マニュアルフォーカスの苦労を楽しさにまで昇華してくれるものです。
また、決して操作性の良くないフォーカスリングですが、指一本で簡単に回せる程の抵抗ですので、慣れれば快適そのものです。

X100Sにはサムレスト(サムグリップ)が必需品

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元々ホールド性はよくない機種ですので、サムレストか専用グリップは必要かと思われます。
特にサムレストは親指の定位置を提供してくれますので、とても気に入って使っています。

味のあるレンズの描写力と接写性能

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開放時のユルさと一段絞った時の精鋭さを併せ持つレンズです。
現代のレンズとは対極の、どこか古い描写のレンズですが、とても味わい深いものです。
この描写を楽しめるかどうかで、X100Sを楽しめるかどうかがかわってきます。
また、レンズ先端から10cmまで近づいてとれるマクロ機能もX100Sの重要なセールスポイントかと思います。さらに、マニュアルフォーカスと組み合わせると、いちいちマクロモードに切り替える必要もなく、シームレスにマクロ撮影が可能になるという副次的効果も現れています。

X100Sは所有欲も満たしてくれる万能カメラ

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デザイン重視のコンセプトも持ち合わせているカメラですので、細部にわたり見ているだけでうっとりのカメラです。

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どこを見てもスキがありません。

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各ダイヤルの操作性も抜群で、無駄にグリグリしてます。

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日本製にもこだわりたいところでしょうか。

総じて満足感の高いカメラ

抜群の携帯性と、それ見た目からは想像できないほどの画を吐き出してくれるカメラになります。
高級一眼レフ機にも負けない画が撮れますので、非常に満足感が高く、いままで以上に撮影する機会が増えました。
外観や操作性にも不満がなく、今のところデメリットらしいデメリットもありません。

唯一のデメリットは、メイン機D800Eの出番がめっきり減ってしまったことでしょうか。
それくらい惚れ込んで使っています。


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