CoNaLog ~Nikon D750 BLOG~

Nikon D750で綴るモノクロフォトログ

タムロン新型70-200mm(A009)をレビューしてみる(其の2)

DSC_6417
NIKON D800E / TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (Model A009)
70mm F6.3 SS1/250 ISO200

レビューというと大げさですが、「TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (Model A009)」の使用感を其の2ということで、また書いていきたいと思います。


スポンサードリンク




・外観について

77mmの大口径からくる堂々とした姿は、まさに70−200mmそのものです。
カメラに詳しくない方からみると、その大げさな姿に異様なものが感じられるでしょう。

鏡筒の作りは実にしっかりしたものです。純正に決して負けないほどの塊感もあります。
しかしタムロンレンズ共通の「金環」は好みの別れるところで、個人的には最近のシグマのレンズのシンプルなデザインが好みなので、大幅なデザインの変更を期待しています。

・写りについて

広角側と望遠側で写りに違いが有り、広角側はカリカリ、望遠側はフワフワです。

広角側は開放から文句のない解像感を楽しむことができます。色乗りもタムロンらしい暖色系です。

望遠側は対照的に若干のハロを纏った描写になります。最新レンズですので、解像感に特化した設計も可能かと思われますが、タムロンといえば美しいボケが特徴としてありますので、200mmの世界のボケのためにあえてこのような設計にしたのではないかと思われました。事実、とても好ましいボケ方をするレンズです。
正直、等倍鑑賞をしてしまう方には物足りない写りに感じられるかもしれませんが、決して解像していないわけではなく、ハロの中にしっかりと芯のある写りですので、私には十分すぎるほどの描写力です。
その望遠側もわずかに絞るだけで、ハロがなくなりカリカリの描写に変貌します。
好みの問題ですが、硬調の純正と軟調タムロンのどちらの写りを好むかによって選択すべきだと思います。

・機能面について

AF

フォーカスは極めて早いです。純正の70-200を「10」とするならば、「8〜9」程度でしょうか。
流石に純正ほどの爆速ではありませんが、子どもたちの動きを追う程度は十二分に対応してくれます。
AFの正確性についても問題は感じられませんでした。ただ、サードパーティー製ですので、初期状態ではピントのズレがありました。
これも、ボディ側にピント調節機能がありますので、ピント調整をしたところ、ジャスピンに追い込むことが出来ました。ただこれも、使用頻度から望遠側でのジャスピンを求めましたので、広角側にはずれがあるかもしれません。落とし所をどこにするかが問題です。

手ぶれ補正

タムロンの手ぶれ補正は気持ちいいです。
ファインダー上で吸い付くように作動するタムロンの手ぶれ補正は、本当に見ていて気持ちが良いです。
実際の補正効果は純正も十分なもので、実写での差異は感じられませんが、それでもタムロンの手ぶれ補正が各社に搭載されればありがたいものです。

価格

最大の利点はその価格でしょう。とてもコストパフォーマンスに優れた製品です。
純正と甲乙つけがたいほどの性能にも関わらず、純正の半額程度で入手できるため、このクラスのレンズを考え始めた方には是非ともおすすめしたいレンズになります。
しかし、ボディ側でのピント調整の必要がありますので、ピント調整機能があるボディを所有している場合や、メーカーにピント調整を依頼する手間がありますので、その点を考慮する必要はあります。(タムロンは、1年保証を過ぎたレンズに対しては、ピント調整のみでも手数料が発生してしまいます。H26.12.4現在)

まとめ

手放しで全ての人におすすめできるレンズかといえば決してそうとはいえません。が、それは全てのサードパーティー製レンズに言えることです。
何も手間を掛けたくないのであれば、おとなしく純正を選択しましょう。
圧倒的な価格差と、とても小さい性能差を天秤にかけた結果、このタムロン製新型70-200mmを選択する人がいるとすれば、それはもう手放しでおすすめします!