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TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (Model A009)を導入したのでレビューしてみる(其の1)

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NIKON D800E / TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (Model A009)
200mm F3.5 SS1/200 ISO200

ニコンの「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」を導入していましたが、設計の新しい「TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (Model A009)」を新たに導入してみました。

およそ半額程度の価格ですので純正レンズを使用するほど、このレンジに多くの投資をする必要がない方にはベストの選択肢だと思います。

写りに関してははっきり言って遜色ありません。
寒色系の純正と、暖色系のタムロンという構図に変わりはありませんので、好みの問題かと思います。

その他、比較する部分があるとすれば、
○開放の写り ・ワイド端 純正=タムロン  ・テレ端 純正>タムロン
70mm〜150mm程度のタムロンの解像感は純正に全く引けをとりません。
開放からキレキレの素晴らしい写りだと思います。
一方、テレ端の写りは正直言って純正に分があります。
タムロンの写りも決して負けていませんが、わずかにハロを纏った描写になりますので、一見すると緩い描写に感じられるかもしれません。

○手ぶれ補正 純正<タムロン
これはタムロンが優っている部分といっていいと思います。
実際の補正量の差としては0,5段程度と思われますが、ファインダー像での安定感はタムロンの圧勝で、素晴らしい安定感を味わうことが出来ます。

○AF速度 純正≧タムロン
爆速の純正は言うまでもありませんが、タムロンも決して負けていません。
プロスポーツの世界を対象としていないのであれば全く問題ないほど素早いAF速度です。

○重量 純正 約1,540g < タムロン 1,470g
○寸法 純正 205.5mm < タムロン 188.3mm (バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで)
タムロンのほうが、軽く短いです。
重量は僅かな差ですので実感がありませんが、長さはバッグへの収まりなども変わってきますので、重要な点でも有ります。
事実、私は「とれるカメラバッグ」を愛用していますが、タムロンだけが縦入れ可能です。

作りはどちらもしっかりとしており、十分に高級感があります。
タムロンの金環は好みの分かれるところでありますので、新型シグマレンズ群のようなデザインが望まれるところです。
フードはタムロンのほうが大きく深く、遮光性が高そうです。

唯一、圧倒的に違う点は、純正はピント調整無しでジャスピンであったのに対し、タムロンはピント調整が必要であった点です。
もちろん、サードパーティー製ですので、完全なものを求めることはできませんし、ボディ側にピント調整機能があれば問題はないのですが、ボディ側にピント調整機能が無い場合は注意が必要です。メーカーに調整を依頼する以外ありませんので。

これらの点は総合しても、圧倒的な価格の差がありますので、私としてはタムロンの新型70-200mmを推奨します。
個人的にはシグマ製のレンズが好きですので、シグマから同焦点距離の新型レンズが発売されることを望んでいますが、それまではこのタムロンレンズを十分に堪能したいと思います。


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